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熊本地震の記録 -1-2016/4/14 二日酔いで大阪へ、梅田で飲んでいたら熊本で大地震の報せ

久しぶりのブログです(最近はオフィシャルの業務日誌ばかり書いてました)。
2016年4月14日に始まった一連の熊本地震について記録しておこうと思います。といってもわたし自身はほとんど被災らしき被災はしておらず、住んでいる周辺も重篤な被害とまでは言えない状況ですので、被害の実態をレポートするとかそんな感じではなく、あくまで自分用の記録って感じです。Facebookにアップした写真のなかでブログに再掲しても良さそうなものを選んでコメントつけていこうかなと思ってます。多分長くなるので途中でいくつかページを変えていく予定です。


2016年4月14日木曜日、前震は大阪で
プロペラ機で伊丹まで酩酊飛行
前日13日は明け方まで激しい飲み会だった。遡ることその4日前、4月9日に行われたバンドの演奏にギターで参加したのだけど、その打ち上げだったのだ。17時から飲み始め、中華料理店、音楽バー、不明のバーと渡り歩き、家に戻ったのはたしか午前4時前だったと思う。当然飲み過ぎで朝8時半に起きたときには明らかに二日酔い足元ふらふらだった。妻の運転するクルマで熊本空港まで送ってもらい9時半の伊丹行きANAに搭乗。といってもフライト時間の大半はトイレの便座と立ち向かいながら過ごしたであった。

大阪の通天閣を見ながら歩いた
大阪空港からはリムジンバスであべの橋、天王寺をしばらく歩いて1件目のアポイント先へ。社長が昼飯でも食べようかと連れて行かれた先で中華料理屋さんのラーメン、麺まで進む体力がなく残してしまって悪い気がした。でも少し元気になって2件目へ。会議室で新しいソフトの話をしたり業界話に付き合ったり。2kmほど歩いて日本橋にある3件目ではずいぶん元気を取り戻して社員説明会。


前震発生時はバーで呑気に飲んでいた
17時過ぎに知り合いの社長と梅田のビル地下街にある居酒屋で迎え酒の乾杯、たまたま大阪にいたメーカー営業氏も呼び出して順調に2軒目の居酒屋へ。調子よくなってきて北新地のカウンターバーに到着するころにはもう21時を回っていた。同じ頃熊本市内で一人飲みしていた妻と携帯で話しながら夜のビル街を歩いたのをよく覚えている。先方もかなりな酩酊ぶりのようだ。少し高級そうなバーのカウンターに座り、モヒートを注文し、飲み始めたころだったと思う。iPhoneのYahoo!防災警報とゆれくるが唐突に鳴り出した。大阪でも地震あるんだなと画面を見ると熊本地方と書いてあるではないか。しばらくすると震度7という表示に変わった。僕は少し震える手で(これは飲み過ぎだろうけど)妻に電話してみることにした。

案の定というか電話は呼び出すそぶりもない。さっきまで通話していたLINE無料通話を試してみたらこちらはあっさり繋がった。無事かと尋ねると、とにかくすごい揺れだったけどコップが割れた程度で怪我もないし電気も通じているという。聞けばトイレで寝落ちしていたらしく、今は外に出ているとのことだった。同じころ八代の実家にいる両親や福岡や佐賀に住む姉妹家族らともLINEグループで無事を確認できた。
地下鉄でホテルへ

少しほっとしてTwitterやFacebook、RSSニュースなどをチェックしはじめた。ところがその頃からメールやメッセージ、電話などが途切れなく殺到しはじめ、お洒落なカウンターなのに悪いなあと思いつつできるだけ簡潔短時間に「僕は大丈夫、なぜなら大阪で飲んでいる、妻も両親も元気そうです」と返答し続けたのだった。店のスタッフも「震度7と言えば神戸と同じ」と理解してくれ、この人熊本から来てるのよ、大変よ、とまわりの客にも説明してくれた。これ以上飲んでる場合でもないかと店を出て江坂に予約していたビジネスホテルへと移動した。移動中もiPhoneからはひっきりなしに警報が鳴り続ける。余震の数が尋常ではないようだ。5年前の311東日本大震災の時、僕は東京で過ごしていたいのだがやはり余震は多かった。今回はそれよりも頻度というか発生する間隔が短い気がした。

ホテルの部屋でニュースを見続けた
ホテルには2泊する予定で支払済みだったが、チェックイン時に1泊で帰ることになると思うと伝えた。部屋に入るととりあえずテレビをつけてニュースを見続けた。やはり揺れは尋常ではなかったようだ。熊本城の瓦が崩れ落ちていたのには驚かされた。ここでもずっとiPhoneやMacであちこちからの心配の声に対応したりSNSに無事を書き込んだりしていた。そうだ帰りの飛行機を予約しないと、と明日の伊丹便を検索したがタッチの差で12時のフライトを逃してしまった。それでも14時20分のフライトを思いのほか安く手配できたので何とか明日中には戻れそうだ。地震の後に戻ったところであまりやることも無いのかもしれない。でもここは戻るべきだろうと強く思ったのだ。シャワーを浴び、シーツにくるまったが相変わらずiPhoneの警報が鳴り響いている。前の晩もほとんど寝ていないのでここは寝ておかないと、とiPhoneの電源を切ってじっくり寝ることにした。

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